こんにちは、こうのとりです!
今回のタイトルを見て、頭がおかしくなったか…と思う方もいらっしゃるでしょうがそうではありません。
相続することは遺産をもらうことに変わりはないのですが、時に余計な出費や手間、心労の原因にもなりえます。今回は相続しないメリットについても実例を挙げてお話していきます。
相続しなくてよかったオンボロ屋敷
オンボロ屋敷なんて言ったら怒られるかもしれませんが、決して珍しい話ではありません。
一人暮らしをしていた女性が亡くなった後、「お母さんの住んでいた家を誰が相続するか」、子どもたちが揉めたお宅がありました。
ちょっと見た限りでは十分に住める状況で、住まない場合にも売ればそれなりのお値段になるだろうと言われていたお家です。
長女が「どうして私が住みたい」と言い張ってしまい、何回か話し合ったものの強気な姿勢は変わらず、他の兄弟は仕方がないとあきらめました。
この話には続きがあり、法務局での名義変更後、家の見えない部分がかなり傷んでいることがわかりました。この相続人は登記の費用や税金に加えて、高額なリフォーム代を支払う羽目になったそうです。
強気にならず、他の相続人の意見も聞いていれば、また違った結果になったかもしれませんね。
予想以上に高くついた相続税
相続をしないメリットがあるのは、先ほどのような不動産に限定される話ではありません。株式や証券等の相続にも注意が必要です。
詳しい説明は省きますが、株式の評価を計算する際には、独特の計算式で計算していきます。その結果「思ったより相続税が高い!」という事例は少なくないようです。
「株式や証券はすべて相続したい」という気持ちは理解できるのですが、「全部自分が相続する」場合には、税金もすべて支払う義務が発生することも覚えておかなくてはいけません。
「全部自分のものにしたい」と主張した相続人の方がいらっしゃいましたが、税理士の提示した相続税のシュミレーションを見て考え直していたようです。
精神的なストレスも無視できない
最後になりますが、相続は完結するまでそれなりのストレスがかかります。
話がまとまれなければそれはそれでストレスですが、一度こじれた人間関係はされに修復に時間がかかる場合が珍しくないことも覚えておきましょう。
ずっとストレスを抱えて過ごすなら、心身にも良くない影響を与えます。このことも忘れないでいただきたいと思います。
今日はここまでにします。ありがとうごいざいました。